仮想通貨のレンディングって何なの?取引の仕組みをメリットやデメリットとあわせて教えて欲しい
こんな悩みを解決していきます。
本記事の内容- 仮想通貨のレンディングの仕組みについて
- レンディングのメリットとデメリット
- レンディング取引におすすめの仮想通貨取引所
暗号資産(仮想通貨)取引と聞くと、多くの人が「売買」を思い浮かべるかと思います。ですが、仮想通貨取引には実はもう1つの取引形態があります。
それがレンディング(貸暗号資産)と言われるもの。
レンディングは保有する仮想通貨を第三者に貸し出し、その対価として利用料をもらう取引のこと。イメージとしては、お金を預け入れて利息を得る預金取引と似ていますね。
本記事では、仮想通貨のレンディングの仕組みについて、メリットやデメリット、さらにはおすすめの仮想通貨取引所とあわせて紹介していきます。預金取引と似ていると言いましたが、異なる点も多いので、注意点を踏まえて解説します。
仮想通貨のレンディングに少しでも興味ある人は参考にしてみてください。
仮想通貨のレンディングとは?取引の仕組みをメリット/デメリットやおすすめ取引所とあわせて解説
貸暗号資産とも呼ばれるレンディングとはいったい何なのか。仕組みやメリット・デメリットを知ることで、「効率的な仮想通貨運用」につなげることも可能になります。
仮想通貨のレンディングの仕組みについて
レンディングは仮想通貨を保有している人が暗号資産(仮想通貨)取引所に仮想通貨を一定期間貸し付け、一定期間経過後にあらかじめ定めた利用料が上乗せされて支払われる取引を言います。
すごく簡単に表現するなら、手元にあるビットコインなどの仮想通貨を必要としている人に貸し付ける取引です。これを5W1Hで整理するとわかりやすくなるので、まとめてみます。
レンディングを5W1Hで整理するとレンディング取引を5W1Hでまとめたものがこちら。
誰に(Who) | 第三者(仮想通貨取引所または借りたい個人) |
何を(What) | 自分が保有しているビットコイン(BTC)やイーサ(ETH)などの仮想通貨 |
なぜ(Why) | 仮想通貨を貸したい人と借りたい人の需給関係 |
期間(How Long) | あらかじめ定めた貸付期間(例:30日/180日/365日) |
いくらで(How Much) | 貸付数量(例:最低1万円相当)と貸出期間に応じた利率(例:5%)で計算 |
レンディングは自分が保有している仮想通貨を第三者に貸し出すことになりますが、日本の場合は「仮想通貨取引所」が仲介するケースが多いです。海外では仲介がないケースも多く、利率は高くなりますがその分持ち逃げされるリスクも高くなります。
レンディングの仕組み「レンディングの仕組みはどうなっているのか?」というと、取引所が貸し手の仮想通貨を借り手に融通しているだけ。なぜこんなことをする必要があるのかというと、背景には信用取引(レバレッジ取引)の存在があります。
信用取引は、テコの原理をベースとした手持ち資金の数倍の額を取引できる仕組みです。その際、手持ち資金を超える金額についてはどこからか借りてくる必要があり、その役目を果たしてくれているのが仮想通貨の貸し手というカラクリなのです。
レンディングのメリットとデメリット
少しずつレンディングの概要がわかってきたところで、メリットとデメリットについてまとめておきます。
レンディングが持つ3つのメリットメリットをまとめたものがこちら。
レンディングのメリット
- トレードをしなくても利益を得られる可能性
- 利率が預金取引に比べて圧倒的に高い
- 取引所が仲介するため安全性が高い
冒頭で仮想通貨取引には「売買(トレード)」と「レンディング(貸暗号資産)」の2つがあるとお伝えしましたが、レンディングはチャートを見て売り買いの判断をする必要がない点がメリットと言えます。
特に、チャート分析や市場動向を読むのがあまり得意でない初心者の人にとっては、保有している仮想通貨を取引所に貸すだけでいいので、中長期的に値上がり傾向にあれば利益を得られやすくなります。
また、預金取引と比べれば一目瞭然ですが、利率が明らかに高いです。一般的な預金金利は年率0.01%前後であるのに対して、レンディング取引は5%となることも。トレードせずに眠っている仮想通貨があるなら、資産運用の手段として魅力的と言えます。
そして、仮想通貨取引所が仲介として存在することにも大きな意義があります。先ほど少しお伝えしましたが、海外の場合は取引所の仲介なく直接取引となることも多く、それが持ち逃げや不正といったリスクにつながることも。その点、国内のレンディングならそういったリスクはかなり低くおさえられます。
レンディングが持つ2つのデメリットその一方で、以下のようなデメリットも存在することは知っておきましょう。
レンディングのデメリット
- 仮想通貨取引所が破綻するリスク
- 貸出期間が満了するまで利用できない
どちらも当然の内容ではありますが、一応紹介しておきます。
仮想通貨取引所が破綻すれば、預けた仮想通貨は戻ってきません。取引所によって多少の違いはありますが、基本的にレンディングは預金取引ではないため、預金保険の適用対象外となります。
また、仮想通貨を貸し付けている間は、貸出期間が満了するまでは自由に利用できません。そのため、貸付期間中に相場が上昇して売却することも、相場の下落時に損切りすることも出来ないということ。解約すれば自由にトレードは出来ますが、取引所によっては解約手数料が発生することもあります。
以上のメリットとデメリットを踏まえた上で、レンディングをするようにしてみてください。
レンディング取引におすすめの仮想通貨取引所
最後にレンディングができるおすすめの仮想通貨取引所を紹介します。
結論、レンディングをしてみたい人には「コインチェック」がおすすめです。
その理由がこちら。
レンディングにコインチェックがおすすめの理由
- 理由その①:最大年率が5.0%と高い
- 理由その②:貸付期間を5通りから選べる
- 理由その③:レンディングに対応している仮想通貨の種類が多い
- 理由その④:貸付数量の下限が1万円相当と少額
- 理由その⑤:9月末まで期間限定のキャンペーンを実施している
1つずつ見ていきます。
理由その①:最大年率が5.0%と高い一般的な預金金利が0.01%前後と超低金利の時代、年利が5.0%というのは魅力的。利率は貸出期間によって変わりますが、コインチェックなら1%から5%という幅になっています。
ここで1つ具体例を見ておきましょう。
【10BTCを年率3.0%で90日間貸し出した場合の利用料】
10BTC × 3.0% × 90日 / 365日 = 0.07398 BTC が利用料としてもらえる
こんなイメージですね。貸付可能な期間についてはこの後紹介します。
理由その②:貸付期間を5通りから選べるさて、その貸付期間について。
コインチェックでは「14日・30日・90日・180日・365日」の5通りから選ぶことが可能です。「1年ずっと預けて取引できない期間があるのはいや」という人には、より短期の期間から貸し出せるコインチェックはありがたい存在。
余剰の仮想通貨がある人なら、一部をレンディング取引にして、残りを通常のトレードに回すことも可能なので、状況に応じて自由に使い分けてみてください。
理由その③:レンディングに対応している仮想通貨の種類が多いおすすめの理由3つ目が、対応している仮想通貨の多さです。
対応している仮想通貨の種類は2022年6月時点で以下の通り。
レンディングに対応している仮想通貨の種類
- BTC:ビットコイン
- ETH:イーサリアム
- ETC:イーサリアムクラシック
- LSK:リスク
- XRP:リップル
- XEM:ネム
- LTC:ライトコイン
- BCH:ビットコインキャッシュ
- MONA:モナコイン
- XLM:ステラルーメン
- QTUM:クアンタム
- BAT:ベーシックアテンショントークン
- IOST:アイオーエスティー
- ENJ:エンジンコイン
- OMG:オーエムジー
- PLT:パレットトークン
- SAND:サンド
- XYM:シンボル
合計18種類もあります。
ビットコインでのレンディングは当然として、人によっては様々なアルトコインを所持している人もいるはず。そういった時に、該当通貨をレンディングできるのはありがたいですよね。
理由その④:貸付数量の下限が1万円相当と少額続いては「貸出数量」について。
「最低○○円から貸し付けてください」という貸出数量が、コインチェックの場合は1万円相当からと少額になっています。僕自身もそうでしたが、仮想通貨を始めた頃は少額取引しかしていなかったので、いきなり100万円相当をレンディングするなどは無理な状況でした。
そのため、少額1万円からでも始めることが出来で初心者の方にもおすすめです。ちなみに貸出数量の上限は決まっていません。
理由その⑤:9月末まで期間限定のキャンペーンを実施しているそして、キャンペーンを実施するなど頻繁にお得な企画をしているのがコインチェック。
今なら9月末までに口座開設(本人確認および入金確認含む)で1,500円分のビットコインがもらえる企画をやっているので、初心者の人にもおすすめ。詳しくは少額からできる仮想通貨ビットコインの始め方を徹底解説で紹介しているので、具体的な手順や特徴を知りたい人はあわせて読んでみてください。
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「実際にコインチェックでレンディングしてみたい」
そう思った人はコインチェックで「レンディング」を始める方法を解説【簡単3ステップで取引してみよう】の記事を参考にしてみてください。
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まとめ:仮想通貨のレンディングとは効率的な資産運用を実現するおすすめ取引形態の1つ
本記事をまとめます。
本記事のまとめ
- 仮想通貨取引には①売買と②レンディングの2つの形態がある
- レンディングは保有する仮想通貨を第三者に貸し出し利用料をもらう取引
- レンディングには取引スキルが不要、高利率、取引所による安心メリットがある
- 一方で、取引所の破綻や貸出期間中は利用できないデメリットも
- レンディングを始めるならコインチェックがおすすめ
- 効率的な資産運用の1つとしてレンディングを活用しよう
こんな感じですね。
もしチャート分析や仮想通貨の売買に苦手意識を感じている人がいたら、一度レンディングを検討してみるのもありかと思います。
中長期目線で値上がりが期待されるビットコインやアルトコイン、効率的に運用する手段の一つとして活用してみてください!